佐川グローバルロジスティクスは9月2日、物流センター「福岡営業所」内のキューサイの現場で、最新のマテハンを導入したオペレーションを7月に開始したところ、約37%の省人化を実現したと明らかにした。
マテハンを導入したのは、慢性的な労働力不足のなか、多様化する取扱商材への対応、生産性向上による効率化が求められていたため。
ヘルスケア商品を製造販売するキューサイでは、年々増加するEC注文に迅速に対応し顧客満足度を高めたいとの課題があった。
そこで佐川グローバルロジは、タクテック社製の自動封函・送状貼付機PaLS(Packing and Labeling System)と、DMT Solutions Japan社製のマルチフリクションフィーダーの2種類を導入。
これまで人の手で行っていたチラシの投入、梱包、送り状の貼付といった作業を自動化した。
マテハン導入による省人化の効果は約37%、処理能力は従来の6倍に向上し、キューサイとしてはECサイトでの注文から配送までのリードタイムが短縮できたという。
佐川グローバルロジは、これからも様々なロボティクスを導入して新たなソリューションを提案できるようDXを推進していきたいとしている。