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JR貨物/4~9月の売上高2.6%増、営業利益12.2%増

2017年10月30日/決算

日本貨物鉄道(JR貨物)は10月30日、2018年3月期中間決算を発表し、売上高935億1700万円(前年同期比2.6%増)、営業利益53億3900万円(12.2%増)、経常利益45億200万円(20.5%増)、中間純利益は34億8300万円(53.9%増)だった。

鉄道ロジスティクス事業の売上高は831億円(3.1%増)、営業利益は0億円(前年同期6億円改善)となった。

6月下旬から7月下旬にかけては全国各地で大雨に見舞われ、また8月上旬及び9月上旬には台風の影響により、多数の列車の運休を余儀なくされたが、こうした取組みにより、自動車部品、積合せ貨物、食料工業品等の輸送品目が前年を大きく上回り、また九州地区・北海道地区の農産品も順調な出荷であったことから、全体でも前年を超える輸送実績となった。

補完・附帯事業では、東京貨物ターミナル駅で、JR貨物初となるマルチテナント型大型物流施設(東京レールゲートWEST・EAST)の開設に向けて準備を進め、6月に「東京レールゲート推進室」を設置し、体制を強化した。鉄道輸送を基軸とした総合物流企業というグループの将来ビジョンに向け、プロジェクトを着実に前進させた。

経費面では、外的要因によるコスト負担が増大する中、安全の確立、安定輸送の確保、輸送品質の維持等に必要な経費は確実に執行しつつ、グループ一体となって、無駄な空コンテナ回送の削減や列車収支の改善、燃料費等の日々の列車運行にかかるオペレーションコストの削減等を進め、着実にコストコントロールを行った。

通期は、売上高1966億円(3.4%増)、営業利益110億円(11.5%減)、経常利益91億円(12.1%減)、当期利益68億円(47.6%減)の見通し。

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