ANAホールディングスが11月1日に発表した2017年3月期第2四半期決算によると、貨物事業の国際線貨物は輸送重量が50万トン(前年同期比9.4%増)、売上高548億円(31.1%増)となった。
国際線貨物では、北米・欧州向けの自動車関連部品や電子機器を中心とした旺盛な貨物需要を背景に、日本発海外向けは好調に推移した。
海外発においても、アジア・中国発の日本向け貨物が好調に推移したことに加え、中国発北米向けの三国間貨物を取り込んだ結果、輸送重量・収入ともに前年同期を上回った。
国内線貨物の輸送重量は21万6000トン(2.8%減)、売上高151億円(0.5%増)だった。
国内線貨物では、需要が好調な国際線との接続貨物を取り込んだものの、東京発及び北海道発の貨物の取り扱いが減少したこと等により、輸送重量は前年同期を下回ったが、運賃単価の改善を図ったことから、収入は前年同期を上回った。
ANA/6月の貨物重量は国際線10.8%増、国内線10.9%増