栗林商船が11月2日に発表した2018年3月期の第2四半期決算によると、売上高232億6900万円(前年同期比7.0%増)、営業利益10億4200万円(8.3%増)、経常利益11億4700万円(14.9%増)、当期利益9億9900万円(65.5%増)となった。
海運事業の売上高は北海道定期航路において、燃料油価格の上昇に伴う燃料油価格変動調整金の増加により増収となったが、北海道航路では紙製品の減少や昨年の台風に起因する農作物の不作により、輸送量は前年を下回った。
ただし、RORO船のスポット配船を行ったことや、近海航路において収益が安定したこともあり、売上高は218億1700万円(7.1%増)となり、営業費用は210億4800万円(7.4%増)となったことから、営業利益は7億6900万円(1.0%増)となった。
通期は、売上高450億円(1.4%増)、営業利益19億円(18.1%減)、経常利益20億円(15.8%減)、当期利益15億円(64.7%増)を見込んでいる。