SBSゼンツウは11月14日、アジア福祉教育財団(財団)より、難民雇用受け入れに対して表彰を受けたと発表した。
SBSゼンツウは、2015年の第三国定住難民第5陣からの受け入れ開始以来、現在まで計10名の難民を雇用している。
これまでの雇用を通じた貢献が評価され財団が主催する「第38回日本定住難民とのつどい」で表彰を受けたもの。
表彰理由はSBSゼンツウが、第三国定住難民の男女10名(第5陣7名、第7陣3名)の雇用を通じて難民の生活安定において極めて高い貢献をしている。同社は、職業経験のない難民女性に対しても、きめ細やかな技術指導を実施している。
SBSゼンツウの方針で、難民を受け入れるに当たり、日本人従業員に対して人権意識の啓発や異文化理解のための意識改革を行っており、営業所長自らが日本人社員に難民受け入れの意義について訓話を行ったり、難民とフレンドリーな関係が築けるよう難民の言語であいさつや会話集を工場内に貼ったりするなど配慮するとともに、職場の啓発を通じて受け入れ環境を万全にする努力を現在も続けている。
他の事業所から難民が離職した際には、難民事業本部の要請に応え、難民の再雇用に理解を示し、いち早く同社への受け入れを表明しており、そのため現在も難民世帯は生活困窮に陥ることなく、自立した生活を送ることが出来ている。
難民一人ひとりに気配りを欠かさず、それぞれの個性に合った指導を行うとともに、早く仕事を覚え一人前になれるようにきめ細かいケアを心がけている。
難民の受け入れを双方の機会(就労と雇用)と捉えており、今後も継続的に定住難民の受け入れを行い、一人でも多くの難民が安定的な生活を送るための一助となれるよう努力していくとしている。
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