日本産業車両協会は12月8日、2016年1~12月分の、無人搬送車システム納入実績について、詳細な分析を発表した。
2016年の国内向け、輸出向けを合わせた無人搬送車システム納入件数は 733システムで、前年実績を21.0%上回った。また台数では2893台で前年実績を40.2%上回った。
無人搬送車システム納入件数の車両タイプ別の割合は、「無人搬送車(台車)」が 29.4%(前年実績42.9%)、「無人けん引車」が65.4%(51.0%)、「無人フォークリフト」が 5.2%(6.1%)であった。
無人搬送車システム納入件数の業種別割合は、「自動車・同付属品製造業」向けが 55.7%(57.9%)と最も多く、次いで「一般機械器具製造業」向けが 9.7%(10.1%)であった。
無人搬送車システム納入件数の車両誘導方式別割合は、「磁気式」が 94.7%(93.4%)と大半を占め、「レーザー式」は 1.9%(2.3%)にとどまった。
無人搬送車システム納入件数の国内向け/海外向けの割合は、国内向けが 72.9%(79.9%)、海外向けが 27.1%(20.1%)と海外向けの割合が高まっており、1システム当たりの台数では、国内向けは 2.8台(2.6台)、海外向けは 6.9台(6.5台)と、海外向けの方が多くなっている。
調査の対象となった無人搬送車システムメーカーは18社。