日通総合研究所は4月25日、製造業、卸売業の主要2500事業所を調査した「企業物流短期動向調査」を公表した。
調査対象期間は、実績が2018年1~3月、見通しが2018年4~6月。
調査結果のうち、国内向け出荷量の動向では、1~3月実績(見込み)、4~6月見通しとも2ケタのプラス。荷動き回復の動きが続いている。
輸送機関利用の動向では、全輸送機関でプラスへ浮上、内航・国内航空では急上昇となっている。指数の水準では、一般トラックで1~3月実績(見込み)はマイナスが3業種(繊維・衣服、パルプ・神、生産財卸)だけ、4~6月見通しでは1業種(繊維・衣服)だけとなっている。
特別積合せトラックでは、指数の水準で1~3月実績(見込み)でのマイナスは6業種(パルプ・紙、繊維・衣服、生産財卸、窯業・土石、精密機械など)だが、4~6月見通しでは7業種(パルプ・紙、窯業・土石、繊維・衣服、その他の製造業など)に増えている。
宅配便では、指数の水準で1~3月実績(見込み)でのマイナスはゼロ、4~6月見通しでは1業種(木材・家具)となっている。
鉄道コンテナでは、指数の水準で1~3月実績(見込み)でのマイナスは3業種(繊維・衣服、一般機械、消費財卸)、4~6月見通しでは4業種(繊維・衣服、鉄鋼・非鉄、一般機械、パルプ・紙)となっている。
内航コンテナ・RORO船では、指数の水準で1~3月実績(見込み)でのマイナスは4業種(消費財卸、鉄鋼・非鉄、化学・プラスチック、一般機械)で、4~6月見通しでは1業種(木材・家具)となっている。
国内航空では、指数の水準で1~3月実績(見込み)でのマイナスは1業種(その他の製造業)、4~6月見通しでは1業種(その他の製造業)と変わっていない。