センコーは5月7日、千葉県流山市の物流施設「DPL流山Ⅰ」内に「流山ロジスティクスセンター」を5月14日に開設すると発表した。
新センターは、ユナイテッドアローズの基幹物流センターとして、入荷、品質管理、流通加工、保管、出荷機能を有し、全国と海外の店舗へ商品を供給する。
ユナイテッドアローズは、物流センター運営の省人化や効率的な運用を図るため、大型マテハン機器を導入した最新型の物流センターを稼働させ、従来までの国内3か所の物流センターから新センターを含めた2拠点体制へ再編、物流体制を一新する。
センコーは2拠点のうち新センターの運営管理を行うが、センコーの持つ大手アパレル企業との取引実績や物流管理システムなどのノウハウを評価され、受託したもの。
新センターには、全長1.2kmのハンガーラックシステムをはじめ、トーヨーカネツソリューションズ製の高速での入出荷作業が可能なケース自動倉庫「マルチシャトル」、椿本チエイン製のピースソーター「リニソート」を組み合わせた大型マテハンシステムを導入した。
大型マテハンシステムの構築にあたっては、2社と共同で企画・設計を行い、ユナイテッドアローズの業務特性に適用した仕様とするとともに、これらの機械化、省人化による物流センターのローコストオペレーション化が実現され、安定した商品の供給体制をユナイテッドアローズに提供することができる。
なお、センコーグループホールディングス内に、今年4月に「AI化プロジェクト」と「ロボティクスプロジェクト」を設置し、グループをあげて物流センターの機械化、省人化を推進している。
■流山ロジスティクスセンターの概要
所在地:千葉県流山市西深井1337 DPL流山Ⅰ 3階
倉庫面積(賃借):3万551m2
主要設備:ハンガーラックシステム、ケース自動倉庫、ピースソーター