北九州市港湾空港局物流振興課は4月24日、2017年の北九州港港湾統計を確定し、発表した。
それによると、海上出入貨物取扱量は、1億150万トン(前年比3%増)で3年ぶりに1億トンを超えた。
コンテナ貨物取扱量は3年連続で増加し、過去最高の54.6万TEU(5.6%増)となった。
また、フェリー貨物量(海上出入貨物の内数)についても、5年連続増加し、過去最高の4521万6375トン(5.2%増)となった。
今年4月から、北九州港と韓国・釜山新港の間を週6便で運航する国際定期RORO航路を開設。
定時性に優れたこの航路は、自動車・産業機械等の製造業にとってタイムリーな輸送が可能となり、加えて、東九州自動車道沿線の生鮮品等の輸送が期待されている。
同月、船腹量世界1位のコンテナ船社である「A・Pモラー/マースク」のアジア専業子会社の「MCCトランスポート」が、ひびきコンテナターミナルと釜山新港を結ぶ航路を開設した。マースク・グループのグローバルなネットワークの活用により、物流改善が可能となる。