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商船三井ほか/ブラジル沖合で超大水深対応FPSO 傭船事業を5社で推進

2018年05月14日/国際

商船三井、三井海洋、三井物産、丸紅、三井E&Sホ-ルディングスの5社は、三井海洋開発が推進しているブラジル沖合メロ(Mero)鉱区向けFPSO1基の長期傭船事業に対して三井物産、商船三井、丸紅及び三井 E&Sが出資することに合意し、5月11日付で関連諸契約を締結した。

三井海洋開発が設立済のオランダ法人Libra MV31 B.V.に三井物産、商船三井、丸紅及び三井 E&Sが出資参画し、5社で共同推進する。

MV31社は、ブラジル国営石油会社であるPetroleo Brasileiro S.A.(「ペトロブラス」)が率いるLibra(リブラ)コンソーシアムと2017年12月14日に22年間の長期傭船契約を締結済み。

完工後 に“FPSO Guanabara MV31”と命名されるこの案件のFPSO は、2021年よりブラジル沖合のLibra(リブラ)ブロックにあるメロ鉱区の開発に投入される予定。リオデジャネイロ市南東方沖合約180kmに位置する同鉱区は、海底下約5000mのプレソルト層(岩塩層直下の層)にある海底油田の一部であり、この案件のFPSOは水深約2100mの海上に係留される。

■FPSO概要
原油生産能力:18万バレル/日
ガス生産能力:424百万立方フィート/日
原油貯蔵能力:140万バレル
係留方式:スプレッド・ムアリング(水深2100メートル)

■出資比率
三井海洋開発20.1%、三井物産32.4%、商船三井20.6%、丸紅17.6%、三井E&Sホ-ルディングス9.3%

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