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東レ/テキスタイル(織・編物)の価格改定、物流コストが大幅に上昇

2018年08月09日/SCM・経営

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東レは8月9日、婦人・紳士衣料、スポーツ衣料、ユニフォームと裏地・資材の各分野へ販売するテキスタイル(織・編物)について、9月新規契約分から価格改定(値上げ)を実施すると発表した。

値上げ幅は現行のアパレル入り価格比で5%~15%。

2018年度に入り、電力をはじめとする用役費や梱包材料などの資材費に加えて、人手不足などにより物流コストが大幅に上昇している。

加えて、ポリエステル原料の高純度テレフタル酸とエチレングリコール、ナイロン原料のカプロラクタムの価格が高止まっていることにより、テキスタイルの原材料費が高騰している。

東レは「トータルコスト競争力強化(TC)プロジェクト」を推進し、固定費および比例費のあらゆる項目について徹底的な費用削減・効率化の自助努力を続け、テキスタイルの価格維持に努めてきた。

しかし、現在の用役費、資材費、物流費および原材料費の高騰は、これらの努力で吸収できる範囲を超えており、安定した品質での商品供給や、さらなる高付加価値品の開発・提案をおこなう体制の維持・推進のためにも、今回の値上げ実施を決定したもの。

対象商品は婦人・紳士衣料、スポーツ衣料、ユニフォームと裏地・資材の各分野におけるテキスタイル全品番。

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