GROUNDは8月9日、物流・流通業界に特化したロボットソリューションおよびそれに伴う先端技術について独自に研究・開発を行うR&Dセンター「playGROUND」を8月15日に千葉県市川市に設立すると発表した。
R&Dセンター「playGROUND」では、こういった物流・流通業界が抱える課題の一助となる画期的なロボットの実証実験をはじめ、その物流オペレーションの研究・開発を行うことにより、早期実用化や最適化を図る。
さまざまな先端技術を融合させた新たなソリューションの提供も目指す。
将来的には、ロボティクスの世界的なリーディングカンパニーとの連携や共同実証も視野に入れている。
「playGROUND」は、世界中で生まれる新しいテクノロジーを物流現場にスムーズに導入するために、ロボットの性能だけではなく、机上では検証することができない問題や課題を事前に顕在化させ、 ロボットソリューションの性能を最大限に引き出す物流オペレーションの開発・検証を行う施設をコンセプトとしている。
活動内容は、「各種ロボットソリューションの品質(安全基準)検証」「各種ロボットソリューションの機能(基本性能)検証」「各種ロボットソリューションを導入した物流オペレーションにおける作業時間検証」「各種ロボットソリューションを導入しない物流オペレーションとの比較検証」「ロボットソリューションに関連するソフトウェアの性能検証」としている。
GROUNDは、物流業界に対してテクノロジーを用いた新しい価値創出を目指し、「playGROUND」で得られる知見を基に、AIやロボットの活用に基づくオリジナルコンセプト「Intelligent Logistics(インテリジェント・ロジスティクス)」の実現を加速させていくとしている。
■「playGROUND」概要
場所:大和ハウス工業が開発した「DPL市川」の「Intelligent Logistics Center PROTO」内に設立。
千葉県市川市高谷新町6-4
(DPL市川2階-「Intelligent Logistics Center PROTO」内)
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