郵船ロジスティクスは8月13日、ベトナム国立農業大学で開催されたフードバリューチェーンセミナーの中で、「食品の鮮度保持輸送とサプライチェーン」に関する講義を行ったと発表した。
日・ASEAN 食産業人材育成官民共同プロジェクトの一環で、同プロジェクトへの参加は6月の王立カンボジア農業大学での講義に続き、今年2回目。
6月の王立カンボジア農業大学での講義が農林水産省から評価され、ASEAN事務局のサポートの下、7月24日にベトナム国立農業大学で講義を行った。
第一総合開発営業部の鶴巻氏と食品アドバイザーの魚住氏が講師となり、200名を超える学生向けに鮮度保持輸送技術とベトナムを取り巻く食品・農水産物のサプライチェーンについて、ベトナム法人が取り扱っている小売業物流事例を交えて講義を行った。
同社では、昨年8月から10月にかけて輸出が解禁された日本産梨をベトナム国内の量販店と百貨店向けに、航空輸送では保冷梱包を施し、海上輸送ではリーファーコンテナを活用し、鮮度を保持したまま輸送した。
今後も日本産の農産物輸出をはじめ、ニーズに応えるサプライチェーン・ロジスティクスを提供するとともに、官民共同プロジェクトへの参加を通してASEANの日本の食文化・食産業のグローバル展開に貢献する考え。