経済産業省が9月28日に発表した8月分の石油統計速報によると、原油輸入量は1672万kl、前年同月比5.9%増で、3か月ぶりに前年を上回った。
輸入量の多い順に、サウジアラビア(573万kl、前年同月比14.1%減)、アラブ首長国連邦(494万kl、14.2%増)、カタール(142万kl、62.5%増)、クウェート(132万kl、34.0%増)、イラン(87万kl、65.3%増)となっている。
中東依存度は89.2%、前年同月に比べ1.4ポイント増と13か月連続で前年を上回った。
燃料油の在庫は967万kl、前年同月比7.4%減と、5か月連続で前年を下回った。
油種別にみると、軽油は前年同月を上回ったが、ガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、灯油、A重油、B・C重油は前年同月を下回った。