阪急阪神エクスプレスが11月6日に発表した10月の航空輸出入取扱い実績によると、航空輸出取扱件数は1万6328件(前年同月比1.8%)、取扱重量は7725トン(37.9%増)だった。
件数は9か月ぶりに対前年を上回り、重量も27か月連続で対前年プラスとなった。9月実績は台風21号による関空被災の影響を受ける結果だったが、10月実績は3月に記録した過去最高を更新する取扱いとなった。
航空輸入取扱件数は1万6875件(5.1%増)で、3か月ぶりに対前年を上回った。取扱重量は5967トン(1.6%減)だった。品目別では、自動車部品関連やブランド品関連が好調に荷動きしたほか、電子部品関連も堅調に推移した。
関空での取扱状況については、被災後2か月が経過し、未だ一部制約は残るものの、輸出入取扱いは概ね被災前の水準に戻っており、被災直後に立ち上げた「緊急事態対策本部」も10月末で解散している。