日本郵便と岐阜県恵那市の明知鉄道は3月12日、明知鉄道を活用した郵便物等の「客貨混載」を3月16日から開始すると発表した。
日本郵便は、これまで路線バスを活用した客貨混載の取り組みを行ってきましたが、鉄道を活用した客貨混載については初めての取り組みとなる。
概要は、日本郵便が恵那郵便局-明智郵便局間において郵便物等運送車両により運行している運送便3便のうち、明智郵便局で夕方・夜間に配達する郵便物等を搭載している1便について、明知鉄道の鉄道車両を利用した「客貨混載」に切り替えて運行する。
日本郵便は、明知鉄道の始発駅である恵那駅で出発待機中の鉄道車両の所定スペースに専用BOXを利用して郵便物等を積み込み、明知鉄道は「恵那駅」から「明智駅」まで鉄道輸送を行い、日本郵便に郵便物等を引き渡す。
今後の展開では、郵便物等の物数・物量や輸送ダイヤを考慮し、この取り組みの拡大を検討していくとしている。
なお、この取り組みは3月12日、国土交通省中部運輸局から、「鉄道を活用した客貨混載事業」として、物流総合効率化法に基づく「総合効率化計画」として認定された。