国土交通省は3月28日、ヤマト運輸と日本通運、西濃運輸、日本郵便が実施するダブル連結トラックを活用した宅配貨物等の共同輸送に関する総合効率化計画について認定したと発表した。
<25mダブル連結トラックを活用した共同輸送による物流効率化概要>
これにより、年間でCO2排出量216.5t、運転時間9157時間の削減が見込まれる。各社が所有するダブル連結トラックを活用し、関東~関西間の宅配貨物等の幹線輸送を共同で実施するもので、3月28日から運行が開始された。
従来は、関東~関西を結ぶ宅配貨物等の幹線輸送は各社が個別に手配・運行していたが、計画ではトレーラー(被牽引車・後部車両)をヤマト運輸が、トラクター(牽引車・前頭車両)を同社以外の3社が所有し、幹線輸送時にはこれらを連結して共同輸送することでトラックのCO2排出量削減、ドライバーの運転時間削減を見込むもの。
この計画で使用される25mダブル連結トラックは、2019年1月29日に特殊車両通行許可基準が緩和されたことにより運行が可能となったもので、1台で通常の大型トラック約2台分の輸送を行うことが可能だ。