プロロジスは5月15日、日本で事業活動を開始して2019年で20年を迎えたことを契機に、「一般財団法人プロロジス財団」の設立をはじめ、物流業界や地域社会に貢献するためのあらたな取り組みをスタートすると発表した。
プロロジス財団の設立は5月14日。財団で取り組む内容は、「福祉・災害復興・教育・環境分野を中心とした社会的課題解決のための出資、社会貢献活動」、「従業員有志が寄付を行った非営利団体へ、基金からのマッチングギフト」。
具体的には、児童養護施設から社会に出る子どもたちへの支援、物流関連学部の大学・大学院生・研究者への支援、プロロジスが物流施設を運営する地域・市町村での環境保護活動、地域の「子ども食堂」への支援などを予定している。
プロロジスでは、2001年に米国本社が「プロロジス財団」を設立し、世界の非営利団体への出資やマッチングギフトを行っているほか、全世界の従業員によるボランティアなどに取り組んでいる。日本で財団を設立することで、国内の社会貢献活動に一層注力するための母体としていく。
また、物流業界において将来的に活躍できる人材の育成を目的として、「プロロジスアカデミー」を開設する。座学のプログラムに加えて、ディスカッションや交流の時間を設け、参加者同士が物流の未来について語り合い切磋琢磨する場となることをめざす。
来春にも、まずは主にプロロジスのカスタマー企業に勤務する若手人材向けに開講する。将来的には、公募のプログラムとして、意欲ある若手に門戸を開放する計画だ。
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