GLPは6月4日、ブラックストーンがGLPの運用する米国の3ファンドの物流不動産を187 億米ドル(約2兆440億円1)で取得することで合意したと発表した。
この取引は、都市部に立地する総計1億7900万平方フィート(1663万m2)の物流不動産が対象で、ブラックストーンが米国内に所有する産業用不動産ポートフォリオを約2倍の規模に拡大させる。
ブラックストーン・リアル・エステートの世界的なオポチュニティスティック投資戦略(BREP 戦略)により1億1500 万平方フィートの物流不動産を134億米ドルで取得し、インカム重視の非上場REIT であるブラックストーン・リアル・エステート・インカム・トラスト(BREIT)により6400万平方フィートの物流不動産を53億米ドルで取得する。
ブラックストーン・リアル・エステートのケン・カプラン グローバル共同責任者は、「物流不動産は今日、我々が最も確信を持っているグローバル投資テーマ。我々は、成長し続けるe コマースのニーズに対応すべく、既存のポートフォリオを更に増大させることを心待ちにしている。我々のグローバルな規模と独自の投資戦略を最大限活用することで、GLPの高品質なポートフォリオに対してワンストップソリューションを提供することができた」とコメント。
GLPのアラン・ヤン最高投資責任者は、「GLPは、物流不動産分野の深い専門性とグローバルの知見を活用して、投資開始後4年内で極めて優れたポートフォリオを構築し、成長させることができた。私たちは、チームが築いてきた事業を誇りに思うと同時に、この事業がブラックストーンのリーダーシップの下で繁栄していくものと確信している。我々は、引き続き米国市場において、重要な事業機会を捉え、米国での実績を一層拡大していくことを目指している」と述べている。
なお、ブラックストーンは不動産投資分野におけるグローバルリーダー。ブラックストーンの不動産事業は1991年に創業、運用資産総額は約1400億米ドルに上る。ブラックストーンの不動産事業でのポートフォリオには米国、ヨーロッパ、アジアに立地するホテル、オフィス、商業施設、インダストリアル、住宅が含まれる。ブラックストーン・リアル・エステートは、無期限かつ月次純資産連動型のBREITを通じて、安定したインカムを生み出す商業用不動産(主要アセットタイプ:マルチファミリータイプ、商業、店舗、ホテル資産等)および一部不動産関連証券にも投資運用を行っている。
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