日本GLPは3月3日、890億米ドルの運用資産を有する世界的運用会社であるGLP が、Private Equity Real Estate(PERE)が主催する2019年「PERE Global Awards」の8部門において受賞したと発表した。
<受賞部門>
GLPのミン・メイ共同創業者・最高経営責任者は、「昨年はGLPを改めて特徴づける1年でしたが、私たちの努力と成果に対する業界からの評価を光栄に思います。グローバルな投資会社としての成功と成長は、チームの勤勉さと起業家精神によるものと自負しています。施設の運営そして投資家としての専門知識を組み合わせることで、投資家にとって業界における最も望ましい投資パートナーになれることと信じております」と述べている。
2019年における注目すべき2つの出来事のうち一つは、GLPが北米で運営する 3つのファンドからの、ブラックストーンへの187億米ドルでの米国資産売却。これは、非上場不動産取引としては過去最大のもの。それより4年半前に米国市場へ参入したGLPの決断の正しさの裏付けでもあり、ビジネスを成長させ、取得した資産の価値を高めたチームの能力を証明した。
2つ目は、China Merchants Group との間での、その未公開株式部門である China Merchants Capital 株式の50%取得に関する画期的な契約締結。この契約は、GLPの投資対象をインフラストラクチャー、金融、そして未公開株式にまで拡大させ、中核となる物流不動産ビジネスをグローバルでサポートするもの。
またGLPは、中国、日本、そしてブラジルにおいて90億米ドルを超える物流不動産ファンドを立ち上げ、新規および既存の投資家とのパートナーシップを拡大した。
2019年にGLPは世界中で計1650万m2(1億7800万sqft)以上のスペースを賃貸した。これはサッカーフィールド 2300個分に相当。そしてGLPは、グローバルな開発パイプラインをサポートするために、複数の市場においてコアファンドの組成を通じて資金を調達していくとしている。