プロロジスは6月18日、兵庫県猪名川町と「猪名川町産業拠点地区における防災に関する基本協定書」を締結した。
<協定締結式 プロロジスの山田御酒社長(左)、猪名川町の福田長治町長(右)>
プロロジスは猪名川町産業拠点地区で8000m2の防災広場を併設した物流施設の集積パーク「プロロジス猪名川プロジェクト」の開発を進めており、この物流拠点と防災広場を活用して官民一体で安全・安心のまちづくりを推進していく。
具体的には、消防防災広場を災害時の消防防災ヘリ・ドクターヘリの発着や、消防の応援派遣要員の活動拠点・宿営場所として活用するほか、平常時には消防署・消防団の訓練場所などに提供する。
また、災害時には物流施設を消防・警察・自衛隊などに活動拠点として開放。入居企業の協力を得て、救援物資の保管・入出庫・配送拠点としても利用する。
猪名川町とは、大規模災害を想定した訓練も連携して実施する。
プロロジスは、マルチテナント型物流施設で非常用発電機や停電時にも利用可能なトイレ、緊急地震速報、衛星電話などの設備を標準装備しているほか、一部の大型施設では地域住民が一時避難場所として活用することを想定し、非常用毛布や災害時用の食品などを保管しているなど、地域防災とBCP(事業継続計画)を視野に入れた施設づくりを行っている。