三菱自動車工業は7月11日、子会社である三菱自動車ロジテクノ(MLT)の完成車物流事業を、日産自動車の輸送を請け負う「ゼロ」に、8月を目処に移管すると発表した。
MLTは、国内での三菱自動車の新車物流を管理し、全国各地の販売会社や輸出完成車の積出港へ輸送している。一方、ゼロは日産自動車の輸送を請け負っている。両社の完成車物流を一本化することにより、輸送能力の柔軟性確保や施設の共用など、経済合理性を図ることが可能であると判断した。
三菱自動車と日産自動車は、引き続き両社の協業を通して、WIN-WINの精神に則り、シナジーの拡大を追求していく。
今後、MLTは補修部品やオプションパーツの販売や輸送事業のほか、整備事業などに注力し、顧客へのサービス向上に努めていくとしている。
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