デカルト・データマインは6月16日、米国税関B/L統計を基にまとめたアジア発米国向け(往航)2025年5月分の海上コンテナ輸送量実績データを発表した。
<アジア10か国・地域発米国向けコンテナ輸送 月次トレンド比較2025年5月>
データによると、5月のアジア主要10カ国・地域発米国向け(往航・母船積み地ベース)は、21か月ぶりに前年同月を下回り、前年比10%減の150万TEUとなった。1~5月の累計では10%増の859万TEUだった。
1位の中国発は前年比26.7%減と急落し、米国関税の影響が顕著。2位のベトナムと4位のインドは、それぞれ前年比39.2%増、19.3%増と、中国発の減少を補う形になっている。
米国輸入世界合計では、前年比6.3%減の218万TEUだったが、1~5月の累計では前年比5.6%増の1166万TEUとなった。
品目別では、家具類(HS94)が前年比16.1%減、機械類(HS84)が9.5%減、プラスチック(HS39)が5.3%減、電子電機が11.0%減、自動車関連(HS87)が15.2%減などとなっている。
上位10品目合計では前月から12.1%減、前年比では11.6%減だった。
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