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ヤマキ/モルディブ工場とサプライチェーン構築でMSC CoC認証

2019年08月28日/SCM・経営

ヤマキは8月28日、モルディブの鰹節製造会社であるYours Maldivian Addu Katsuobushi PVT.LTD(YMAK社)の99.9%の株式を取得し子会社化したと発表した。

同時に、SDGs・持続性ある水産原料調達への貢献を目指し、鰹節製造のYMAK社を起点に、最終製品製造を行うヤマキ愛媛事業所本社工場までサプライチェーン一気通貫でMSC CoC認証を取得した。

モルディブは国全体としてカツオ漁業を一本釣りに制限しており、YMAK社はこのカツオを背景に「鰹節の生産」においてMSC CoC認証を2018年8月に既に取得済み。

このMSC CoC認証をもつYMAK社製鰹節を前提に、ヤマキは愛媛事業所本社工場(製造品目:花かつお、 カツオパック、 だしの素、 だしパック、 おかか等)にてMSC CoC認証を取得したもの。

これにより、ヤマキグループ内完結で、鰹節製造からそれを利用した製品製造までのサプライチェーン一気通貫でのMSC認証体系を構築した。

なお、MSCとはMarine Stewardship Council(海洋管理協議会)の略であり、持続可能な漁業を推進することを目的に、1997年に設立された国際的NPO。MSCによるMSC認証は海のエコラベルとも呼ばれ、MSC漁業認証MSCCoC(Chain of Custody)認証の2種類がある。MSC漁業認証は、持続可能で適切に管理されている漁業であることを認証し、MSC CoC認証は、MSC漁業認証を得た水産物が使用され、認証されていない水産物が混入しないように流通・加工されていることを認証するもの。

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