日通総研/2019年度の国内貨物輸送量は2年連続マイナス

2019年09月27日 
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日通総合研究所は9月26日、「2019年度の経済と貨物輸送の見通し(改訂)」を発表した。

<荷動きの実績(見込み)と見通しの『荷動き指数』(速報値)>

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それによると、2019年度の国内貨物輸送の総輸送量は、前年度比1.0%減と2年連続のマイナスになる見通し。

品類別では、下期の低調な個人消費を受けて消費関連貨物が1.5%減と予測。生産関連貨物は、設備投資の大幅な減速や鉱工業生産・出荷の減少に伴い、1.6%減とマイナスに転じる見通し。建設関連貨物は、大型公共土木工事の執行が期待できないほか、住宅投資も駆け込み需要の規模が小さく、0.3%減を見込む。

輸送機関別では、JRコンテナが前年度の大規模自然災害の反動で6.9%増、JR車扱が0.9%増と、JR全体でも5.0%増に。その他の鉄道も石油やセメントなどの増加で4.1%増と、鉄道輸送は総じて増加となる見通し。

営業用自動車は、生産関連貨物と建設関連貨物が微増、消費関連貨物が微減となり、全体は0.1%減と予測。内航海運は、ウェイトの高い石油製品や鉄鋼などに低調な動きが予測され、3.5%減に。国内航空は、災害の影響で大幅に落ち込んだ前年度の反動が見込まれるものの、需要減が続く中で低迷状態を抜け出せず、4.5%減と6年連続のマイナスを予測している。

国際貨物輸送の輸送量については、外貿コンテナ貨物による輸出が2.7%減、輸入が0.2%増と予測。輸出では、世界経済の減速感が強まり、年度全体で4年ぶりのマイナスに転換。米中貿易摩擦の激化・長期化と中国経済減速が、引き続き中国・アセアン向けの大きな下押し要因になる。

輸入では、消費財について上期の消費増税前の駆け込み需要が小幅にとどまり、下期の増税後の反動・落ち込みが相殺。年度全体で前年度水準並みにとどまる見通し。

国際航空貨物による輸出量は17.2%減、輸入は2.7%減と予測。輸出では、中国経済減速や米中貿易摩擦の長期化などによる影響で、4年ぶりにマイナスへ転換する見通し。輸入は、消費増税前の駆け込み需要が盛り上がりに欠け、年度全体で4年ぶりの前年度水準割れになると予測している。

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