宇部興産は9月25日、国土交通省・経済産業省・農林水産省が提唱する「ホワイト物流」推進運動に賛同し、「ホワイト物流」推進運動事務局に自主行動宣言を提出した。
同社の取り組み内容では、パレットを活用し、荷役作業負担の軽減、荷役時間の削減を行う。
トラック運転者の拘束時間を短縮するため、グループ企業との共同集荷や共同配送を進めるとともに、物流事業者から集荷・配送方法の見直しについて相談があった場合は、真摯に協議に応じる。
倉庫等の物流施設の増設・レイアウト変更等を行い、長距離輸送を削減する。
構内輸送時と荷役作業時の危険要因を抽出し、作業手順マニュアル作成や協力会社への安全教育を通じて、安全の確保を図る。
台風、豪雨、豪雪等の異常気象が発生した際やその発生が見込まれる際には、無理な運送依頼を行わない。
また、運転者の安全を確保するため、運行の中止・中断等が必要と物流事業者が判断した場合は、その判断を尊重する。
同社では、2007年からグループの物流改善活動として、「物流効率化プロジェクト」を発足し、共同輸送やモーダルシフトなど様々な施策を実行してきている。
2016年からは新たに「グループ物流効率化連絡会」を設置し、顧客・取引先や協力会社との連携強化、輸送効率化などに取組んでいる。