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三井E&S造船/6.6万重量トン型ばら積み船「トマロス」引渡

2019年10月23日/IT・機器

三井E&S造船は10月23日、玉野艦船工場でリベリア共和国のトマロス ナビゲーション社向けに建造していた6万6000重量トン型ばら積み貨物運搬船「トマロス(TOMAROS)」を完成し、引き渡した。

トマロスは、環境対応・低燃費の幅広浅喫水船型・6万6000重量トン型バルクキャリアー「neo66BC」で20隻目となる竣工船。

4基のクレーンを装備した5ホールド(貨物艙)の汎用バルクキャリアーで、載荷重量6万6000トン以上を確保でき、キャパシティーも8万2800m3以上と大容量を確保。石炭、鉄鉱石、小麦、大麦、大豆をはじめとした多様なバラ積み貨物に対応可能なほか、長尺物やホットコイル等の半製品輸送も対応できる。

また、大型化しても燃量消費量が従来型スープラマックスバルカーと同等以下となる新開発の省エネ船型や、波浪中の耐航性や操縦性にも配慮した新開発の船首尾形状を採用している。

ハッチ開口は長さ・幅ともこのクラスでは最大級。主機関にはMARPOL NOx排出規制(TierII)を満たした電子制御エンジンを搭載し、幅広い出力域で低燃費を実現した。

そのほか、SOx排出規制強化に配慮し、ECA(排出指定海域)内の航行に対応できる低硫黄燃料油専用のタンクを有している。

■トマロス
全長:199.99m
幅:36.00m
深さ:18.45m
総トン数:3万8234
載貨重量トン数:6万6508メトリックトン
主機関:三井-MAN B&W 7S50ME-B9.3 ディーゼル機関×1基
航海速力:14.5ノット(常用出力)
最大搭載人員:24人
船級:NK
船籍:バハマ
引渡日:10月23日

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