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セイノー、サムライ/スタートアップと物流プラットフォーム構築

2019年10月30日/IT・機器

スタートアップ支援を手がけるサムライインキュベートは10月30日、セイノーホールディングスと共同で、物流資産を活用した新規事業の創出や、テクノロジーを掛け合わせて未来の物流の実現を目指す短期集中事業立案プログラム第1回「REBIRTH Logistics BootCamp」を開催すると発表した。

<REBIRTH Logistics BootCamp>

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このプログラムは、11月20日と12月13日の2日間をかけて、プレシード~シード期のスタートアップや研究者を対象に、物流領域での事業機会の整理、課題の共有に加え、アイデア発想から落とし込みまでを行い、スタートアップによる物流領域での新規事業創出を目指すもの。

今回はテーマに「Share the “Kangaroo”」「 A New Pythagora switch」「ゼロイチ価値創造」の3つを掲げ、テクノロジーの活用をはじめとする新たな方法によって従来の物流業界の常識をより最適な形に変革していくためのアイデアを募る。

<セイノーグループの車両や物流拠点を活用した新事業を募集>

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「Share the “Kangaroo”」では、セイノーグループが保有する2万7000台の車両の荷台・シャーシの走行データ、画像データ、気象データを取得・活用した事業や、700か所ある物流拠点を共創拠点としてシェアリングし、倉庫、社宅、上空、屋上を活用した「物流」以外の事業など、同社のアセットを広く開放(シェアリング)し、世の中にない新たな価値の共創を目指す。

「A New Pythagora switch」では、ロボットの自動ルーティング、仮想都市シミュレーション、安全性向上に繋がる技術を活用した公道利用下での自律搬送ロボットによる新たな物流ビジネスモデルや、機体製造技術・ドローンポートでの急速充電技術などを活用した空域物流網構築による新たな物流ビジネスモデルなど、ビッグデータ・ロボティクス・AI・IoTを活用した新たな物流サービスプラットフォームの構築を目指す。

「ゼロイチ価値創造」では、セイノーグループが取り組んでいる既存の全国輸送ネットワークによる非常用発電機メンテナンス事業を主軸とした「防災・減災」事業や、熊本で実施している農業と障がい者福祉の連携、物流現場で廃棄される木製パレットのアップサイクル事業などを例に、物流の力で新たなビジネスを創出し、社会課題の解決を目指す。

今回のプログラムでは、セイノーホールディングスがテーマに関する事業機会や課題をレクチャーし、事業機会の整理やアイデア発想のための素材を提供。また、各参加チームにそれぞれセイノーホールディングスとサムライインキュベートから伴走役のメンターが付き、2日間を通してアイデアの具体化まで導く。

最終日プレゼンによる採択企業には、2000~3000万円程度の出資を検討。出資後、サムライインキュベートが事業立ち上げ支援を行い、セイノーホールディングスとの協業をサポートする。

■REBIRTH Logistics BootCamp開催概要
対象者:テーマに関わる技術や事業を持つプレシード~シードのスタートアップや研究者で、BootCamp実施日両日とも参加できる方
募集期間:10月30日~11月11日(23:59)まで
審査期間:11月13日まで
BootCamp実施日:11月20日、12月13日
※開催期間中の11月27日(6:30~8:30予定)には、物流現場のアセット・課題理解をより具体化するため、参加者見学ツアーを実施
https://rebirthlogistics.samurai-incubate.asia

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