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DHLサプライチェーン/巨大倉庫にインテリジェントロボット導入

2019年12月18日/IT・機器

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DHLサプライチェーンは12月18日、東京にある国内最大級の保守部品倉庫施設に統合自動倉庫管理システムを導入したと発表した。

<統合自動倉庫管理システムでの循環棚卸>

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導入した統合倉庫システムは、高度なロボティクスソリューションの展開を支援するために設計されたもので、複数のロボットをシームレスに連携させ、24時間365日体制で入荷、出荷、サイクルカウント(循環棚卸)業務を完全に自動化する。

GTP(Goods-to-Person)型ロボットは、様々な大きさの複数製品(SKU)の保管、 ピッキング、サイクルカウントを自動的に処理できるよう最適化されており、最大600kgの棚を持ち上げて作業者の元まで移動させる。障害物を回避する機能を備え、指定エリア内を走行し、倉庫業務を支援する。

DHLサプライチェーンのヨンファ(アルフレッド)・ゴー社長は、「コントラクトロジスティクス向けの自動・デジタル化ソリューションで最先端を走ることは、 Strategy 2025の一環であり、顧客志向を実現するための核を成すと考えている。弊社は、顧客のニーズを満たすために最も理想的で実用的、かつカスタマイズ可能なソリューションを発掘、設計する。特にサービスロジスティクス(保守部品)の物流では、1日を通してさまざまな業務が行なわれており、 ピッキングや保管の精密さや精度を向上させることは、 効率性と生産性の最大化につながる」と述べている。

そして、「この取り組みは、 業界トップクラスのサービスロジスティクスプロバイダーとしてのDHLの立ち位置をさらに強化するものです」と話している。

この自動システムでは、プログラミングされたロボットが高い精度でオーダーの処理を行なうため、保守部品のピッキング、サイクルカウント、保管、配置を効率化し、作業ミスを削減することができる。また、DHLの企業責任の一環として、 納品書と返却通知書をデジタル化しウェブでアクセスできるようにすることで、 紙の使用量を削減する。

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