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三井海洋開発/ブラジル沖大水深対応FPSO傭船事業4社で推進

2020年01月30日/SCM・経営

三井海洋開発、三井物産、商船三井及び丸紅の4社は1月30日、三井海洋開発が推進しているブラジル沖合マルリン(Marlim)鉱区向けFPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備) 1基の長期傭船事業に対して三井物産、商船三井及び丸紅が出資することに合意し、1月30日付で関連諸契約を締結したと発表した。

合意は、三井海洋開発が設立済のオランダ法人Marlim1 MV33 B.V.(MV33社)に三井物産、商船三井及び丸紅が出資参画し、4社でこの案件を共同推進するもの。MV33社は、ブラジル国営石油会社であるPetróleo Brasileiro S.A.(「ペトロブラス」)から2019年10月に25年間の長期傭船契約の発注内示書を受領している。

完工後に“FPSO Anita Garibaldi MV33”と命名されるこの案件のFPSOは、2022年よりブラジル沖合のカンポス(Campos)海盆内に位置するマルリン鉱区にて最新技術を活用する再活性化プロジェクトに投入される予定だ。マルリン鉱区はリオデジャネイロ州沖合約150kmに位置し、この案件のFPSOは水深約670mの海上に係留される。

この案件は、三井海洋開発、三井物産、商船三井及び丸紅が共同で取り組む8件目のブラジル向けFPSO傭船事業となる。

■FPSO概要
原油生産能力:8万バレル/日
ガス生産能力:2万4800万立方フィート/日
原油貯蔵能力:100万バレル
係留方式:スプレッド・ムアリング(多点係留)

■出資比率
三井海洋開発:32.5%
三井物産:32.5%
商船三井:20.0%
丸紅:15.0%

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