エフピコは3月10日、兵庫県小野市に再生PET原料の工場と物流拠点を建設すると発表した。
建設地として、兵庫県と小野市が整備を進めている「ひょうご小野産業団地」の用地4万8000m2を取得する。取得額は18億1500万円で、3月27日に売買契約を締結し、5月末の所有権移転を予定している。
新工場では、PET容器を破砕して製造する再生PET原料と、同原料を使用したエコAPET製品を生産し、同容器の需要拡大に対応する。再生PET原料の生産能力は年間約2万トンで、これにより、エフピコの同原料生産能力は年間8万トンに拡大する見込み。
また、新工場には物流拠点を併設することで、近畿エリアへの配送時間短縮と、物流コストの抑制、自然災害時の事業継続性と安定供給の強化を図る狙い。
