カネカは4月14日、グループ会社の玉井化成が、真空断熱材Vacuum Insulation Panel(VIP)を採用し、定温保持時間を約2倍に延ばした新製品「定温輸送パッケージTACPackPremiumシリーズを4月から販売開始すると発表した。
<定温輸送パッケージ TACPackPremiumシリーズ>
発泡ポリスチレン系断熱容器を用いた製品では、夏期の冷蔵温度帯の保持時間に限度があり、長時間輸送に対応できないといった課題があった。TACPackPremiumは、シリカ粉体系VIPと、「カネカ潜熱蓄熱材 PATTHERMO」を組み合わせることでパッケージ内部の温度を長時間保持し、従来品と比較して、定温保持時間を約2倍に延長させた。
現在、新たな潜熱蓄熱材の開発も進めており、引き続きTACPackPremiumのラインアップを拡充し市場開拓を加速させていくとしている。
■概要
名称:定温輸送パッケージ TACPackPremiumシリーズ
製造販売:玉井化成
容器内温度:「2-8℃」「-40℃以下」(4月から販売開始)
「-60℃以下」「1-5℃」「15-25℃」(今後上市予定)