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JR貨物/2019年度輸送実績、コンテナは2.4%増

2020年04月15日/調査・統計

日本貨物鉄道(JR貨物)は4月15日、2019年度の輸送実績を発表し、コンテナは2076万8000トン(前年比2.4%増)、車扱877万4000トン(2.0%減)、合計2954万3000トン(1.1%増)だった。

2019年度のコンテナは、10月に発生した台風19号の接近により大きな影響を受けたものの、前年相次いで発生した「平成30年7月豪雨」「台風21号接近」「北海道胆振東部地震」等の災害の影響もあり多くの品目で前年を上回る結果となった。

中でもエコ関連物資は関東地区内での建設発生土の輸送が順調に推移したほか、自動車部品が東海・九州地区間での新規輸送開始に伴い好調に推移した。

また、積合せ貨物は九州発着貨物が大きく反動増となったほか、各地で鉄道シフトが進んでいることも併せて好調に推移した。一方、紙・パルプは国内需要減少により低調に推移したほか、食料工業品は生産拠点の変更等に伴い前年を下回る結果となった。その結果、コンテナ全体では前年比2.4%減となった。

車扱は、消費税増税後の反動および暖冬により石油の需要が落ち込んだため、低調な荷動きとなった。その結果、車扱全体では前年比2.0%減となった。

コンテナ・車扱の合計では、前年比1.1%増となった。

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