ZOZOが4月28日に発表した2020年3月期決算によると、同社の物流費(2019年4月から2020年3月)は、業務委託費を含む物流関連費が149億200万円(前年同期比15.9%増)、荷造運賃219億9300万円(7.4%増)で、合計368億9500万円(10.7%増)となっている。
物流関連費の増加は、物流拠点増加に伴う拠点間移動に係る費用の増加とアルバイト時給増加によるもので、商品単価下落に伴う比率増加により対商品取扱高比が0.3ポイント上昇している。
なお、物流関連費はアルバイト・派遣(外注人件費)と業務委託費のうち物流業務に従事する人員の人件費相当額。
一方で、物流拠点増加に伴い、賃借料が50億1900万円(24.6%増)となっている。
物流施設の新設により倉庫の稼働率が低くなっているとしているが、今年10月で物流倉庫の拡張は一旦完了する予定で、商品取扱高6,000~7,000億円程度まで対応可能としている。2020年3月期の商品取扱高は3450.8億円なため、約2倍のキャパシティとなっている。
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