エア・ウォーターが5月28日に発表した2020年度3月期の物流関連事業の売上高は504億1300万円(前年同期比5.1%増)、営業利益は23億9600万円(8.0%増)となった。
運送事業では、北海道で飼料や建築資材を中心に荷扱量が増加。年度後半以降は製造業の活動鈍化で荷動きが停滞したものの、新配送管理システムの導入等による配送の効率化や、軽油価格の下落によりコストが改善した結果、堅調に推移した。
食品物流を中心とする3PL事業では、新設した低温物流センターで荷扱量が増加したほか、新規エリアでコンビニエンスストア向け配送業務の受託を開始。人手不足によるコスト上昇の影響があったものの、受託料金の適正化や庫内作業の生産性向上によって補い、堅調に推移した。
トラック・ボディの設計・架装を行う車体事業は、更新需要が堅調だったことに加え、トレーラーの販売が増加したことで順調に推移した。