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日本GLP/岡山県総社市でマルチテナント型物流施設を開発

2020年07月15日/物流施設

日本GLPは7月15日、岡山県総社市で延床面積約3万2000m2の先進的型物流施設「GLP 岡山総社Ⅲ」の開発を行うと発表した。

<「GLP 岡山総社Ⅲ」外観完成イメージ(左側の建物)>
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<「GLP 岡山総社Ⅲ」コンテナハウス型休憩スペース完成イメージ>
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<広域地図>
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2021年5月着工予定、2022年3月竣工予定となっている。

「GLP 岡山総社Ⅲ」は、両備ホールディングスが開発・造成した「岡山総社IC流通センター」内に立地。岡山自動車道の「岡山総社IC」に至近で、山陽自動車道へのアクセスも良く近畿、中国、四国および九州地方をつなぐ、西日本の物流結節点として広域配送に最適な立地だ。

また、岡山県総社市に県内初のマルチテナント型の免震物流施設として竣工し、現在満床稼働中の「GLP岡山総社Ⅰ」および「GLP 岡山総社Ⅱ」に次ぐ3棟目の開発物件となる。

「GLP 岡山総社Ⅲ」は、最大4テナントの入居が可能な地上3階建ての施設として計画されており、ニーズに応じて2層使いもできる効率的なフロアオペレーションを実現る。

施設面の特徴は汎用性の高い基本的な倉庫仕様に加えて、床の耐荷重強化や、荷物用エレベータの搬送能力向上、バースの拡張など10以上の豊富なオプションの中から個別ニーズに合わせてカスタマーがセレクトでき、施設スペックを充実させることが可能な点がある。

また、出荷をスムーズに行える両面バースを備え物流業務の効率化をサポートするほか、出幅5.5mの庇および高さ5.2mのオーバースライダーをトラックバースに設けることで雨天時にも作業しやすい環境を確保する。

就労環境への配慮としては、庫内で働く人やトラックドライバーが利用できるコンテナを用いたコンテナハウス型の休憩スペースを屋外に設置することで、アメニティの充実を図る。また、庫内に大型シーリングファンを設置し、作業がしやすく快適な環境を提供する。

さらに、隣接するマルチテナント型施設「GLP 岡山総社Ⅰ」および「GLP 岡山総社Ⅱ」との一体運用により、カフェテリア・売店、駐車場などの共用サービスを利用できることに加え、緊急時での免震施設としての管理機能や防災機能を連携することで、テナントの円滑で安心・安全な施設運営に貢献する。

日本GLPの帖佐義之社長は、「日本GLPは2012年に初めて総社市での開発を決定したが、2013年に『GLP 岡山総社 I』、2015 年に『GLP 岡山総社 II』を竣工して以来、高い稼働率でに施設運用を行ってきた。同市は近畿、中国、四国、九州地方への配送拠点として優れており、この度『GLP 岡山総社 III』の開発により、さらに物流拠点としての発展に貢献できると考えている。『GLP岡山総社 I』、『GLP 岡山総社 II』に加え『GLP 岡山総社Ⅲ』の開発で、より幅広いバリエーションを提供できることとなり、今後も引き続き幅広い業種の企業の物流業務の効率化をサポートしていく」と述べている。

■施設概要
施設名:「GLP 岡山総社Ⅲ」
所在地:岡山県総社市
敷地面積:約2万1000m2
延床面積:約3万2000m2
構造:地上3階/耐震・鉄骨造
着工:2021年5月
竣工:2022年3月(予定)
認証取得:CASBEE 認証 取得(予定)

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