日本航空(JAL)とヤマトグローバルロジスティクスジャパン(YGL)は8月27日、新型コロナウイルスの拡大防止で世界各国が出入国制限を行うなか、日系および日本に拠点を持つ外資系企業の駐在員とその家族を支援する取り組みを開始すると発表した。
<JALの貨物専用便と、ヤマトグループの輸配送ネットワークを活用する>
第一弾として、JALの旅客機を活用した貨物専用便を活用し、日本の通販サイトなどで購入した食材や衣料品などの生活物資をインド向けに輸送するサービスの提供を9月1日から開始する。
サービスを利用するには、YGLと派遣元企業が契約。駐在員やその家族が企業から通知された利用方法に沿って日本国内の通販サイトなどで商品を購入し、YGLの指定倉庫に配送を手配する。
YGLは、指定倉庫に集まった荷物をJALに引渡し、貨物専用便でデリー空港まで航空輸送後、JALからヤマトロジスティクスインドへ荷物を引渡し、通関後に駐在員の勤務先まで配送する。
インドでの配送可能エリアは、デリー、グルガオン、グジャラート、バンガロール、チェンナイなど。今後はインド以外の国や地域への展開も検討していく。