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LOZI/日中間の越境トレーサビリティでハイアール集団と連携

2020年11月11日/IT・機器

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LOZIは11月11日、世界最大のマスカスタマイゼーションプラットフォーマーであるハイアールデジタルテクノロジー社 (中国上海市)と提携し、中国と日本の貿易における両国のトレーサビリティデータの統合事業で連携をしていくと発表した。

<システムの流れ>
20201111lozi - LOZI/日中間の越境トレーサビリティでハイアール集団と連携

LOZIは、独自のQRコードとスマートホンのみで多数の事業者が介在するサプライチェーンをワンストップで可視化するSmartBarcodeシステムを大手国際物流会社に提供しており、ハイアールデジタルテクノロジー社は、30年以上に渡る製造/サプライチェーンマネージメントの経験から、インダストリアルインターネットを基盤としたサプライチェーンマネージメントシステム「COSMOPlat」や、 中国情報通信技術アカデミーと共同で疫病防止ソリューションの構築を行っている。

両社は、国を跨ぐことで分断される日中間の貿易トレーサビリティを統合するため、互いのトラッキングバーコードを通関後にペアリングすることで、日中における自国の追跡データを統合していく。

今回の提携は、 両社が「食の安全」での課題解決を事業テーマに掲げており、日中両国間で食品の起源や物流経路を可視化することで生産者の信頼を高めながら、消費者に食に関する透明性のあるデータを提供していくことを目標としている。

想定される両国の生産者のメリットは「中国の食品生産者:日本の消費者に対して食の安全を提供し信頼度を高める」「日本の食品生産者:高級食材における偽装防止などのブランド維持」としている。

両社は、生鮮食品のトレーサビリティ統合を行う前に、工業製品や化粧品、アパレルなどの輸出入での追跡データの統合テストを行う予定で、LOZI社が日本の物流事業者やサプライヤーとの調整を行う。

このプロジェクトでは、中国と日本間において官民レベルでの科学技術交流、貿易・文化交流を推進し、日本におけるハイアールデジタルテクノロジー社のエコシステムパートナーである長江貿易が、 両社の支援や行政との調整を行っていく。

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