サプライチェーンをつなぐSmartBarcode（スマートバーコード）を展開するLOZIは8月4日、新たな在庫管理機能として、バーコードを利用できない部品や原料管理の「数量管理機能」を実装した。
＜管理画面の利用イメージ＞
従来のスマートバーコードの在庫管理機能は、製品などに貼付されたバーコードを読み取り、保管棚などへの入出庫を記録し、ロケーションごとの在庫を可視化していた。
バーコードを貼付できない液体、粉末原料、小型部品などの原材料に対して、ピッキング時の在庫記録を求める声が多かったことから、今回の「数量管理機能」の実装に至ったという。
スマートバーコードの管理画面上で、サプライチェーン上の数量管理を行うトラッキングポイントを設定することで、スマートフォンアプリの画面から数量の「増加」「減少」を記録でき、倉庫担当者は補充や持ち出しの履歴を確認可能だ。
またチェーンの中間地点となる倉庫で、棚やタンクなどの数量が記録されるバーコードを、出荷時の容器や包材のバーコードにペアリングすることで、着荷主となる流通や加工工場側が受領後に当該バーコードを読み取ることで倉庫側の在庫量をリアルタイムで確認できる。
＜各事業者のメリット＞
同機能の実装により、サプライチェーン上で複数の倉庫が存在しても、在庫を一目で確認できるため、「製・配・販」を通しての在庫可視化や、製造業における構内物流での在庫把握や棚卸業務の効率化などで需要を見込めるとしている。
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