LOZIは3月23日、自社のトレーサビリティソリューション「SmartBarcode」が、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「スマート物流サービス」の物流情報標準ガイドラインに準拠したと発表した。
SmartBarcodeは、すべてのバーコードをスマート化し、バーコードを「モノのパスポート」としてスマホからトレース可能にするソリューション。製造、流通、物流事業者などが、独自のサプライチェーンや物流網を自由にデザインし、異なる事業者ごとの役務に応じて必要な情報を記録できるスマホアプリをノーコードで構築できるSaaSプラットフォームと、多種多様なバーコードをスマホアプリで読み取り、トラッキングと情報入力を行いながら互いに情報を共有できるのが特徴だ。
SmartBarcodeでバーコードを読み取った後、任意に設定できる情報入力項目のデータ項目名や値を、SIP標準データ項目に合わせて格納すると同時に、新たなメッセージ基盤を通じてSIP標準メッセージによる事業者間での情報共有を自動化していく。
これにより、共同運送、共同保管、検品レス、バース予約など広い範囲でのデータ連携や情報共有化を実現。運送計画、運送依頼、配車計画、着荷予定、配達指定、集荷、荷渡、受領などの情報が受託者(荷主)、運送会社、荷受人間で通知されることでリアルタイムな情報共有が可能となる。
SIPは、内閣府に設置された総合科学技術・イノベーション会議が司令塔機能を発揮し、府省の枠や旧来の分野を超えたマネジメントにより、科学技術イノベーション実現のために創設した国家プロジェクト。スマート物流サービスでは、サプライチェーン全体の最適化を図り、「サスティナブルな物流・商流」「フィジカルインターネット」など新たな価値の具現化を目指している。
■物流情報標準ガイドラインWEBサイト
https://www.lisc.or.jp/
LOZI/中小物流事業者向けに荷待ち・荷役効率化実証、国交省HPで公開