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ゲンキー/外部倉庫、チルド倉庫を解約し、物流拠点を集約

2021年01月25日/物流施設

ゲンキードラッグストアーズは2021年6月期第2四半期決算説明資料で2020年6月期第2四半期決算説明資料同様、ローコスト経営の根幹の一つとして物流部門で3PLに頼らない自社運営を掲げている。

<ゲンキーの店舗>
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ローコスト経営を支える自前主義の要素は「店舗開発」「プライベートブランド」「物流」「生鮮食品」の4項目。業界最大の1人あたり売場面積を30坪・業界最低の坪当たり経費高20万円/坪・年としている。

このうち、「物流」に関しては、従前から3PLに頼らない自社運営で業界最低の物流費比率を維持する。

<北陸地方の自社物流体制>
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同社の中心商圏である北陸地方では、2020年4月福井県の物流センター「福井丸岡TC」の増床 + チルドセンター稼働を挙げ、2023年には富山県小矢部市に、第二RPDCを建設予定(延床面積 約1万1000坪、投資予定額50億円 (いずれも仮) )だ。

これにより、北陸エリアの外部倉庫、チルド倉庫を解約し、自前化によって物流コストを改善し、さらに石川エリアの高速出店を支える自社物流体制の強化を図る。

<東海地方の自社物流体制>
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また、東海地方では、2019年6月、岐阜県に、ドライ・チルド・プロセスセンター 「岐阜安八RPDC」を稼働(投資総額 65億円 / 延床面積1万3000坪)している。2024年以降は愛知県内に、第三RPDCを建設予定(延床面積、投資予定額 未定)だ。

そして、外部倉庫をすべて解約して物流拠点を集約し、物流コストを改善し、愛知エリアの高速出店を支える自社物流体制の強化を図るとしている。

さらにプロセスセンターでは、2019年9月、岐阜県においておにぎり・弁当・惣菜・精肉を製造加工するプロセスセンターを稼働。運営子会社として「富士パール食品」を設立している。

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