ニチレイが2月2日に発表した2021年3月期第3四半期決算によると、低温物流事業の売上高は1598億6600万円(前年同期比2.8%増)、営業利益は113億2200万円(18.2%増)だった。
国内では、巣ごもり需要で量販店向けTC事業や家庭用冷凍食品などの保管貨物の取扱いが好調に推移。また、業務革新のモデルセンターと位置付ける、名古屋みなと物流センター(2020年4月新設)が安定稼働した。利益面は、増収効果に加えて経費抑制や業務効率化に努めたことなどにより大きく伸長した。
海外では、欧州地域で量販店向け物量が増加したが、飲食店向け配送業務などの取扱いが低迷。利益面は、量販店向け業務の作業効率向上や車両調達コストの減少などによって伸長した。