PXPと東プレは1月6日、神奈川県の「2050年脱炭素社会の実現」の研究開発プロジェクトの一環として、太陽光パネルを搭載した低温物流試験車両による走行試験を開始したと発表した。
PXPは、ソーラーパネルのデバイス研究と量産技術開発の豊富な経験を持つ技術者が集まり、2020年に相模原市に設立したグリーンテック開発のスタートアップ。
走行試験は、神奈川県による補助採択事業「低温物流向け次世代太陽電池システムの開発および実証」に基づくもので、昨年度に実施した基礎開発と要素技術の検証結果を踏まえ、薄型太陽光パネルであるカルコパイライト型太陽光パネルを搭載した低温物流車の試作車を製作した。
太陽光パネルで発電した電気は、庫内を冷やす冷凍機のアシスト電源として使用。試験では市街地走行を含む物流オペレーションを想定し、走行中や停車時の太陽光発電量、冷凍機への電力供給効果、燃料消費量の削減効果などを総合的に検証する。
クリーンエネルギーを活用した低温物流車の実用性や導入効果を定量的に評価するとともに、将来的な社会実装に向けた運用モデルの確立を目指す。
今後は得られた知見をベースに、さらなる発電効率の向上と低温システムの高効率化を進め、低温物流分野での脱炭素化に貢献するとしている。
