大和物流は2月12日、石川県白山市において物流施設「(仮称)金沢・白山物流センター」を2月15日に着工すると発表した。
大和物流は、北陸エリア(富山県、石川県、福井県)において、物流不動産を含め5か所の物流センター(総延床面積約 3万1534.61m2)を運営しているが、各拠点ともに満床状態が続いている。
同エリアでは今後も継続的に物流需要が見込めることから、このたび新たな物流施設「(仮称)金沢・白山物流センター」の開発に着手することとなったもの。このセンターは 2022年3月末の竣工を予定している。
このセンターは、地上2階建て、延床面積2万3800m2と、北陸エリアでは同社最大の物流施設となる。北陸エリアの主要都市に直結する北陸自動車道の「美川 IC」から約2.0km、「徳光スマート IC」から約3.1kmに位置し、エリア内の配送拠点や、首都圏、中京圏、近畿圏への広域配送拠点としても活用できる。
全フロア床荷重2.0t/㎡、梁下有効天井高5.5m以上、柱間隔10m以上を確保。また、倉庫内には貨物用エレベーター4基と垂直搬送機2基を設置するため、効率的に貨物を搬送することが可能だ。
1階は中央車路方式を採用し、天候に左右されることなく入出庫が可能。また、大型車両が28台同時接車可能なトラックバースを有している。
トラックバースは、湿気に強く埃も入りにくい高床式ホームを採用し、ドックレベラーを2基完備するため、海上コンテナやロールボックスパレットなど多彩な貨物の取扱いが可能。
このセンターは、北陸エリアの主要物流拠点として同社が運営する。充実した施設仕様と交通利便性を活かし、保管・在庫管理はもちろん各種流通加工や共同配送など幅広いニーズに対応し、北陸エリアにおける物流事業のさらなる拡大に取り組む、としている。
■施設概要
名称:大和物流「(仮称)金沢・白山物流センター」
所在地:石川県白山市松本町889番他37筆
敷地面積:2万2879.50m2
延床面積:2万3800.00m2
構造・規模:鉄骨造地上2階建・高床式
床荷重:2.0t/m2
搬送設備:貨物用エレベーター4基(3.5t:3基、4.5t:1基)
垂直搬送機:2基(2.0t)
最寄りIC:北陸自動車道「美川IC」から約2.0km
最寄り駅:JR 北陸本線「加賀笠間駅」から約2.0km
設計・施工:大和ハウス工業
着 工:2021年2月15日
竣 工:2022年3月31日予定
稼 働:2022年4月1日予定
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