NTTデータグローバルソリューションズ(NTTデータGSL)は2月17日、ビジネストランスフォーメーション事業について説明した。
同社では、2020年から顧客のデジタルトランスフォーメーション(DX)を事業成果に結びつけ、ビジネスの変革(ビジネストランスフォーメーション:BX)へと繋げることを目的として、AIを活用した業務改善サービス「aidoneo」、顧客体験を改善する「SAP CX」、また、米国ベルーセン社との協業による在庫最適化ソリューションの提供など、様々なBX関連サービスを提供している。
AI業務改善サービス「aidoneo」は、従来の基幹システムの導入サービスに加えて、日々発生するデータを蓄積。活用するためのインフラとしてSAP HANA Cloudわ中心としたデータ活用ソリューションを提供し、ERPソリューションのさらなる活用を促すとともに、身近なDXを起点としたBXの実現を支援する。
顧客体験を改善する「SAP CX」は、SAP ERPソリューションの知見をもとに、SAP CXソリューションの価値を提供。顧客や製品に対するデータを基幹システムと連携することで、顧客体験と業務プロセス間で一貫性のあるBXを実現する。
AIを活用した在庫最適化ソリューションは、米ベルーセン社が提供する、AI技術を活用して在庫とデータ管理を革新し、サプライチェーンの最適化を図るクラウドプラットフォームを、日本のSAPユーザー向けに、提供することを視野に同社と提携。SAP社が展開するスタートアップ支援プログラム「SAP.iO」企業に選定されたベルーセン社のソリューションを活用することにより、顧客のサプライチェーンを可視化し、過剰在庫の削減などを実現する。2021年5月から提供開始を予定している。
同社では、DXをビジネス上の成果に結びつけるには、デジタルとビジネス両面において、トランスフォーメーションを進める必要があるとしている。また、DXの基盤となるSAP S/4HANAへの移行支援、そしてERPの付加価値を高め、さらなる活用を促すERP周辺ソリューションの提供により、顧客のDXねそしてBXの実現を支援するとしている。