上組は3月4日、東京都江東区の東京港中央防波堤内側埋立地に、全館定温空調が可能な新倉庫を建設すると発表した。
上組は同地区での輸入青果物や穀物、食品など定温貨物の取扱いが増大しており、今後も需要拡大が見込まれることから、安定的なサービスの実現に向け、新倉庫を建設する。
新倉庫には最適な品質管理実現のため、0~20℃の定温空調設備に加え、迅速で効率的なオペレーションを可能とする貨物搬送機器を効率的に配置。既存の上組東京多目的物流センターに併設することで、一体的な運営を予定している。
屋上には太陽光パネルを敷設し、倉庫で使用する電力の一部を賄い環境に配慮する。
■上組 東京多目的物流センター新倉庫(仮称)の概要
建設地:東京都江東区海の森1-3-4
敷地面積:6万9463m2
延床面積:2万4828m2
構造:鉄筋コンクリート造5階建
主要装備:全館定温空調設備(0~20℃)、全館LED照明、屋上太陽光自家発電パネル317kwh(予定)、垂直搬送機6基、貨物用エレベーター1基、
竣工:2022年4月(予定)