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双日/北米の貨車リース事業会社の株式100%取得

2021年03月11日/国際

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双日は3月10日、、100%子会社である双日米国会社を通じて、北米で貨車リース事業を運営するサウスウェストレイル社(SRI)の株式を 100%取得したと発表した。

<SRI保有のタンク車>
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SRIは1998年創業の貨車リース会社で、タンク車およびホッパー車を中心に4000両超の貨車を取り扱っており、リース中の貨車のメンテナンスを含む貨車管理サービスの提供を強みにしている。SRIの取扱貨物は、LPG、アスファルト、化学品、肥料など多岐にわたり、テキサス州の周辺に加えてアメリカの北部から中西部・東部を含む多くの州、そしてカナダにも顧客基盤を確立し、これまで着実に事業成長を続けている。

北米は世界最大級の貨物鉄道市場であり、米国の貨物輸送のうち鉄道輸送が43%を占めるなど、鉄道輸送は経済・社会を支える重要な物流インフラかつ経済活動の基盤として、コロナ禍においても底堅い需要を維持しており、今後も北米での貨物鉄道市場および貨車リース市場の拡大が中長期的に見込まれている。

また、鉄道は輸送単位あたりの二酸化炭素排出量が自動車の約11分の 1と地球環境にやさしく、脱炭素社会の実現に貢献する輸送手段でもある。

双日は、鉄道車両の取り扱いにおいて60年以上の歴史を持ち、近年は北米鉄道事業を注力分野の一つとして、2020年3月に鉄道車両(貨車・客車・機関車)の総合メンテナンス事業を運営するキャドレイルウェイ社を連結子会社化した。キャドレイルウェイ社のカナダ東西の2 拠点に続き、SRIは、双日の北米鉄道事業における3つ目の拠点となる。

メンテナンスサービスおよび貨車リースサービスにより、顧客へより付加価値の高いサービスを提供するとともに、双日グループが有する顧客ネットワークを活用した SRIの新規顧客開拓、保有貨車数の増加などにより、北米鉄道事業の規模拡大・脱炭素社会の実現・社会の持続的な発展への貢献を目指す。

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