AutoStoreは3月17日、多様な温度帯、さまざまなサプライチェーン環境を再現するテストセンター「Innovation Hub」をノルウェーのKarmøy(カルモイ)に開設したと発表した。
テストセンターには、サプライチェーンおよびリテール施設向けのロボティクステクノロジーとインフラストラクチャを備えており、リテール業界のグローバル企業とその店舗、倉庫が開発したソリューションをテスト・検証することができる。
センター内の環境は、ロボットを高温および低温の温度条件下でテストでき、ストレージシステム内に商品が積み重なった際の酸素レベルの変化を調査・分析することができる。
テストセンターの開設について、オートストアのKarl Johan Lier(カール・ヨハン・リエ)CEOは「以前からさまざまな状況下でソリューションをテストする必要性を認識しており、低温、高温、店舗の運用、医療用製品の運用など、さまざまな環境条件に対応するテストセンターとして『Innovation Hub』を開設したとコメント。
また、同氏はリテール産業でマイクロフルフィルメントが台頭していることに対し、「店舗、ショッピングセンター、オンラインショッピングのあり方について世界的に変革が起こっている。店舗、輸送、倉庫、物流に携わるすべてのステイクホルダーは全く新しい方法でつながるだろう」と見解を述べたうえで、「ニーズは店舗ごと、業界によって異なる。顧客のブランドは、柔軟にInnovation Hubが提供する事でニーズに沿って業務を合理化することが可能になる。AutoStoreは、これを達成するため常に新しいソリューションをテスト・開発していく」とコメントしている。
オカムラ/「AutoStore」のロボットレンタルプラン提供開始