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商船三井/バイオマス燃料輸送用パナマックス型ばら積み船調達

2021年05月24日/IT・機器

商船三井は5月24日、カーボンニュートラルの実現に向けて国内電力会社を中心として輸送需要が増加している木質バイオマス燃料を主な積荷とする新造パナマックス型ばら積み船の調達を行うと発表した。

この船は係船装置強化、広ハッチ口設計による荷役の効率化等、国内電力各社向け木質バイオマス燃料輸送に適した仕様となっていることに加え、2025年から適用される環境規制のEEDI(エネルギー効率設計指標、註1)フェーズ3にも先行適合した仕様となっており、大島造船所で2023年の竣工を予定している。

国内電力会社をはじめとする顧客のニーズの多様化に応え、従来の燃料輸送に加えて低炭素化に向けたソリューションを提供すべく2021年度から立ち上げた電力カーボンプロジェクト部がこの船の営業、輸送計画の立案、運航を担う。

商船三井グループでは、商船三井ドライバルクと商船三井内航が運航している1万トンから8万トンまでの汎用外航船、内航船に加え、この船が商船三井グループ船隊に新たに加わることにより、木質バイオマス燃料を必要とするあらゆる顧客に輸送サービスを提供させてもらう体制が整うことになる。

なお、木質バイオマス燃料は、植物由来の燃料であり、樹木が吸収した炭素が大気中に戻るとの考え方から、大気中の二酸化炭素濃度が上昇しない「カーボンニュートラル」を実現できる燃料とされている。

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