デカルト・データマインは5月24日、日本発米国向けの4月分と、米国発日本向けの3月分に関する海上コンテナ輸送量(TEU)実績データを発表した。
アジア域内へのトランシップ分を含む日本受け荷受地ベースの4月分は5万5928TEU(前年比1.1%増)となった。
第3国へのトランシップ貨物は1万6348TEU(15.5%増)で、貨物全体に占める率は 29.2%と前月の25.8%から増加した。
品目別の輸送量では、自動車関連が1万801TEU(12.8%増)と、米国での新車販売好調を受けて3月に続き輸送量が回復している。
一方、アジア域内からの差込貨物を含む、日本発母船直航ベースは4万4786TEU(8.6%増)で、3月に続き急増した。アジア域内から日本経由で米国向けに搭載された貨物は5230TEUとなり、内訳は中国からが1958TEU、ベトナムからが1207TEU、タイからが1205TEU等。経由港は神戸港が大半を占め、船会社別にみるとONEが突出しており、外資系船会社やNVOCCが続いている。
米国発日本向け(最終仕向国ベース)の3月分は6万8329TEU(3.6%減)となった。
母船直航ベースでは5万8367TEU(9.1%減)と前年からは減少したが、前月比では26.2%増と大幅な増加となった。
日本向けの品目順位は、1位が牧草で1万6800TEU(7.4%増)、2位が肉類で7173TEU(5.8%増)だった。両品目は73.4%増、34.4%増と前月比では大幅に増加している。
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